黄色い線
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決して死にたいとかそんなんじゃない。 ただ、俺は空っぽな自分の中を、何でもいいから何かで満たしたかったのかもしれない。この時は、そんなこと考えてもいなかったけれど。 遠くに小さくヘッドライトが見えた。 (うおっ、来る!) 徐々に近づく轟音。 通過なので、スピードもそれなりだ。 俺は、目の前に迫ってくる電車のライトを見つめ、自分の中にスリルが流れ込んでくるのを待った。
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