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「正輝ー!」
私は叫んだ。
「おぅ。倫子じゃん。お前も今日もぅ帰り?」
「うん。一緒に帰んない?」
「別にいいけど。」
私と正輝、それから姫菜は幼稚園からの幼なじみ。
そして…正輝は私の好きな人…
今日、姫菜と蜜柑に打ち明けた。
凄く緊張したけど打ち明けてよかったなって思う。
「そういえば、今日体育の時お前ら話してただろ?」
不意に正輝に言われて、聞かれてしまっていたのかとどぎまぎしながら私は答えた。
「う、うん。もしかして聞こえてた…?」
「や、話は聞こえなかった。でも楽しそうだったよな。」
「そっか…。うん!楽しかったよー」
私はホッとして答えた。
「何話してたんだ?」
私は言うか迷った。
もちろん私の好きな人の話はしないけれど…姫菜の好きな人の話は…。
私は姫菜にメールをした。
《正輝に姫の好きな人の話してもい?》
っと。送信ボタンを押しながら私は正輝に言った。
…~~♪
私の携帯が鳴った。
姫菜だ。
《正輝にならいーよ😉❤》
私は笑顔で言った。
「姫がOKって。」
「マジ?さすが姫菜。心広い。」
「あはは。じゃぁ、話すね。」
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