-友達-

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ストーブをつける。 なま暖かい風が ゆっくりと私を包みこむ そして体操座りをして 風をあたっていると、 しだいに頭がぼーっとしてくる。 神経を麻痺させるかのように 私の視線は天井を見上げた。 天井にはなにもない けれども心が無になり それがストーブの風と 融合し気持ちよさが増す。 学校の時の変な緊張も 風とともにゆっくりと 消えていく。 ストーブはまるで 魔法の道具みたいだ。 携帯音が部屋中に うるさく鳴り響く。 「うるさいなぁ...。」 私は携帯を開く 見ると2件のめーるが 来ていた。 一つは花梨からのめーる もう一つはサイトからだ。 読むと、 ゙龍聖゙というハンドルネームの人から リンクの申し込みがあった 私の知らない人だ。 よくみると同じ中学校の 一つ上の先輩だった。 そして元サッカー部だそうだ。 顔写真は張っていない。 ただなんとなく いい雰囲気の人っぽい。 「承認かんりょーっと」 携帯のボタンを押しながら呟く。 するとすぐさま めーるが来ていた。 ゙よろしく😁✌゙ 私も急いで返信をする。 ゙よろしくお願いします😃゙ ゙名前なんて言うの?゙ ゙穂夏って言います。知ってますか?゙ ゙ごめん💦知らない😢゙ ゙そうですかぁ...。先輩の名前はなんて言うんですか?゙ ゙俺は、柚羽って書いて、ユウって読むよ😁女みたいな名前なんだよね😢知ってる?゙ 柚羽先輩かぁ.... 私は先輩との関わりが あまり深くないから そんな先輩はもちろん知らなかった。 そしてめーるして一時間たった。 _
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