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まさか、俺が寝ている間に母親が来たのか?
いや、それはない。
今日はパートで忙しはずだ。
というか、来る前には必ず電話がある。
それなりに実家は遠いんだから。
じゃあ、元カノか?
それも無い。
彼女は合鍵を持ってないし、この部屋に入るすべがない。
いや、そもそも聞き覚えのない声だ!
俺が知らない人物が、今、俺の部屋に居る!
しかも、俺の寝ているすぐ傍に。
そう確信した俺は……
恐る恐る、布団から顔を出し、先ほど携帯電話を置いた方向を見た。
物音を立てないように、そっと。
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