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布団に潜り込んだ途端、先ほどの俺の言葉に答えるように、
「恭介さん、からのメールですね。」
と幼さの残る、女の声が返ってきた。
「あぁ、恭介からか。まったく… あいつはいつも俺が寝てる時に限ってメール送ってきやがる。」
既に、半分眠りに落ちていた俺は、寝言のように。
家族と、もしくは彼女と話すような感じで、布団の中から自然にその声に答えていた。
「早く送り返してあげて下さいね! 至急返信とタイトルに書いてあるので。」
「わーったよ! メール返したらいいんだろ?
んで、メールには何て書いてあるんだよ?」
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