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繁華街の一角にある小洒落た居酒屋で
適当に自己紹介を済ませて
運ばれた料理をつつきながら
適当に相槌を打っていた。
「―――あの、
適当にしてるんやったら、帰りませんか?」
「―――え………」
『ゴクリ』
驚いた。いくら地元に戻ってきたとはいえ
こんなにダイレクトな物言いは、あまりに…
隣に座った彼女の顔を
つい、見詰めるように反応してしまったのは
あまりにストレートだったから。
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