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今思えば、何かに興味を持ったのはこれが初めてだった。
私は神にしか興味はなかったし、以外の物を気にかけることもなかった。
料理も、天界にはもっと美味しいものが溢れていた。
だとしたら、なぜ私はお粥…
いや、カエデに興味を持ったのだろうか?
それまで、私は人と話したことは余り無かった。
友人と呼べる人物は同じ熾天使であるセラフィエルくらいだった。
だが、友人とは言えまともな会話もしていなかった。
初対面なのにカエデとは長く話していた。
他愛もない話だったが、この頃の私にしてはまともな会話だった。
そして、傷も癒えてくる頃には私のカエデに対する接し方がかなり変わっていた…
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