相棒の名 大きくなる存在

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相棒の名 大きくなる存在

私が気がついたときにはそれを握り悪魔を斬っていた。 蒼白い刀身、他に同じ形を見ない武器。 東の国にある刀という武器、それに似ていた。 この刀に名前はなく、詳細はよくわからない。 一つわかっているのは、『持ち主の意思を貫く』刀ということだけ。 私の意思は、神に仇なす者を斬る。 だが、カエデと知り合ったことで私の意思は鈍ってきたらしい。 綺麗だった蒼白い刀身が、その時は少し汚れて見えた…
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