第一章:壬生浪士組   《出会い》

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「お前には屯所に来てもらう。 先程のこともあるし、その格好も怪しいしな」 土方がそう言うと。 少女は何のことだかよくわからない、とでも言いたげな顔をしながらも、小さくだが頷いた。 それに対して土方は口角を吊り上げ、沖田と共に屯所まで少女を連れていった。 この出会いが吉と出るか、凶と出るか。 それはまだ、わからない──。
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