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「それでは、希道さんの紹介は夕餉の時にしましょうか」
「そうだな!!」
近藤と山南は"では"というと自室へ戻っていった。
すると、黙っていた土方が希道に問う。
「お前の目的はなんだ」
そう問いかける土方の目はとても鋭く、常人ならば震え上がってしまうほどのものであった。
そんな土方の目に怯むことなく、希道はポツリと呟くかのように言うと部屋から出ていった。
「…………関係性がない限り言うつもりはない。
信用に足る人物か、まだわからないから」
部屋から出た希道が向かった先には、先程沖田に案内された彼女が拝借させてもらう部屋。
部屋の隅に置いてある荷物が異様に気になった。
勝手に拝借させてもらうのだからいない間に盗み見るなんて、少し罪悪感が湧いてくるが好奇心には勝てない。
─土方さんって人が言っていたものなのかな…?
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