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あれは入学式
校庭には桜の花が満開だ。1年の入り口の前ではクラス発表の紙を見てざわざわしている生徒でいっぱいだ
そんな所に私は入って来た
『おー😁すずねじゃん』
私は振り返った。
親友のまほがいた。
『まほ~クラス何組だったぁ?』
私は問いかけた。
彼女は『うちぃ?うちは三組だよー』
私とまほは保育園の時から一緒で小学校の転校までもまほと一緒だった。
ずーっと一緒だった2人が今離ればなれになった。
『そっかぁ。うちは二組何だぁ♪隣のクラスじゃん』
2人で楽しそうに校舎に入って行った。だけど楽しそうにしてるのもつかの間だった。
『えっ…二組って二階じゃないの?』
何とも言えない気持ちだった。
『上だって…』
良くコメディ系のマンガとかであるような効果音が聞こえたような気がした。
ちーん////
とりあえず私は三階にかけ上がった。
私のクラスがあった。
中には知ってる人は…と探していると…
『よっ‼』
いきなり背後から誰か聞き慣れた声がした。
振り返るとそこには幼なじみの白也がいた。
『あっ!!白也!!良かった。一人じゃなかった。』
白也はスラーっと背が高いその上態度もでかい。
あんま好きじゃない男子だったけど今は話す人いなくて暇だし…
しょうがなく話しをしていた。…と言ってもいざと言うとき話の内容がなくて困るのはこいつだ。
こいつは昔同じマンションに住んでて良く小さい頃一緒にかまくらとか作って遊んだ。小学校の転校先まで一緒だったからこいつとはそうとう相性いいんだって思った。
さすがに小学校まで一緒だと思い出話しかできない。
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