家族

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―…… 『誉駿って…実は結構カッコイイよね。』 「へ?」 「え、ぁ//// 何言ってんだ自分!」 「秋乃……?」 井村秋乃 柔道部、女子3人のうちの1人。 1番女の子らしくて、素直。 大切な友達で、 それはそれはいい人だ。 「誉駿ね、中学時代はずっと眼鏡で、なんかやぼったいイメージがあったんだけど…」 「へえ―…」 「大人になったなぁ、っていうか。」 「そうだよねー…。」 「中学の頃はあたしの方が身長高かったのにな…。」 秋乃と誉駿は 家が近所で 小学校の頃から知り合いらしいけど 高校に入るまでは、 それほど毎日話す事もなかったようだ。 ―……柔道部 この柔道部は皆とても仲が良くて、家族みたいな部だ。 「ことよーん!! 雑巾プリーズ…!」 「了解! いくよーーっっ」 体育館の屋根裏にある柔道部女子の部室の窓から、私に頼まれた雑巾が降る。 更科湖豊(ことよ) もう1人の柔道部女子。 「投げるとは思わなかったよΣ」 「いやーうっかりw」 ―……私達3人の出会いは 春 *
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