14人が本棚に入れています
本棚に追加
『・・・・・・活き・・・良いガ・・・・・・いる・・・・・・・・・れて・・・か・・・・・・のか?』
遠くの方で、擦れて聞こえる。
大人達の声だ。
聞き慣れた声じゃない。
同じ村の、見知った人達じゃない。
助けて欲しい。
けれど、それは叶わない。
それは、きっと、この人達が・・・
きっと自分達を・・・。
・・・知らない。
・・・誰なんだ。あんた達は。
もっと別の「何か」。
『・・・はただ、見た事・・・・・・い、新・・・・・・玩具・・・欲し・・・・・・けさ。』
・・・二人・・・、だろうか。
『・・・うだな、・・・顔をよく見・・・・・・くれ・・・・・・か。』
頭の中身が回る。
顎先を持ち上げられる。
ただそれだけでも十分、恐怖のようなものを感じられた。
最初のコメントを投稿しよう!