いきなりの模擬戦

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「イエス、マスター」  俺も一瞬で陸地を離れて、空へ向かう。 「のわっ!?」  本当に一瞬だった。  気が付いたら本当に空中で待機していた。 「上出来です」  本当に自分の体の一部のように扱えるのが驚きだ。  右手を動かす感覚でブースターのコントロールができるし、いつもより体が異常に軽い。  今なら何でも出来るような、そんな自信が満ち溢れてくる。 「ではこの模擬戦の内容を説明します」 「今更かよ」  もちろん柏崎さんは俺の発言なんてスルーして話を進める。  心が折れそうだ。 「この模擬戦の内容は元素者の貴方が初戦でどれだけの機動力、戦闘力を持っているか計る試合です」 「ほー」 「では早速いきますよ、スパルタクスお願い」 『Oh! Yeah! Master! 標的をぶち抜きますぅぅうぅううううううう!』
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