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これが昨日の話し。
家の母親がハンコを押して軍の人達に連行されたのが、昨日の話しって訳なんです。
んで、今現在窓の無い白い部屋にいる。
ベッドしかなく、蛍光灯の代わりに天井が光っている。
ふと思ったのだが多分、て言うか絶対ヤバイ軍事施設だと思う。
俺の頭を過ぎるのはエイリアンを解剖するように、俺の体を解剖していろいろ研究するんじゃないかと、そんなグロテスクな妄想ばかりだ。
私服（パンツ以外）を没収され、渡されたのは迷彩服と青色のダサい制服。
仕方なく俺は渡された青色の方を着てる訳だ。
モブキャラとかが着てそうなショボイ感じの軍服。
昨日まで俺はニートしてたんだぜ？ 小学二年から始まり今１８までニートしてた人間が軍服着てんだぜ？
ある意味俺凄くね？
そうそうさっき呟いたＯＤの話とか、この部屋に俺を案内してくれたのとか、軍服を提供してくれたのが女の人なんだ。
眼鏡に腰まであるロングヘアーで、すらっとしたスタイルで俺より身長がある女性。
ウホッって思うような胸とか……うん、止めよう。
とりあえず俺が見てきた二次元の女の子がリアルになるとアレぐらい可愛いのかって思った。
と、その時。
コンコンと、ドアがノックされ入って来たのがさっき話した薄縁眼鏡黒髪ロングヘアーの美女と、初見の髭面のオッサン。
妙なコンビだな、オッサンいらないから帰って良いよ。
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