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《ｻﾝﾀﾞｰﾎﾞﾙﾄ》
《ｱｰｽﾆｰﾄﾞﾙ》
ﾊﾞｧﾝ………ﾊﾞｧﾝ…………
静まり返った真夜中の世界。
建物の屋根を次々と渡って行く女を複数の暗殺者が女を殺さんと追い掛けていた。
この女、名を修羅という。
修「ﾁｯ、しつこいっ」
修
既に100人以上の暗殺者を相手にしていた修羅は、体中傷だらけだった。
だが魔力だけは底無しだったのが不幸中の幸いだったのかも知れない。
彼女が放った《ﾌﾟﾛﾐﾈﾝｽ》という魔法は、火の最上級魔法。
巨大な火柱が相手を焼き尽くさんとする。
その内にキリがないと思った修羅は、最終手段をとる。
修
この魔法は、過去へと戻る事が出来る。
ただ指定が出来ない為、何処に飛ぶか分からない。
それでも、この殺し合いをしているよりはマシだと思ったのだ。
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