cruelty ※

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「やーまちゃん」 「ん?……っわ!?」 後ろから声がして、振り返った瞬間物凄い勢いで押された。 「いって...なに……!?」 目を開けると、視界には天井と裕翔くんの顔。 一瞬で押し倒されたことに気づく。 「裕翔、くん…!?」 「なに、山ちゃんびっくりしてんの?」 裕翔くんの声が違う。 いつもより数倍低くて冷たい。 俺は思わず唾を呑んだ。 「山ちゃん…?」 「っ...ちょ…っ!」 耳に裕翔くんの唇が触れる。 俺は思わず裕翔くんの肩を押した。 すると裕翔くんの顔が一気に怖くなって。 「あのさぁ、山ちゃん。 わかってるよね?」 「な、に…っ」 「俺さあJr.喰ってんの」 「!!」 「ここに来た時点でさ、俺がお前にナニするかくらい分かってんだろ?」 「そ、んな…っ、だって、俺達は…!」 「黙って」 その瞬間、裕翔くんは俺を床に無理矢理押しつけてシャツに手を入れてきた。 普段の裕翔くんからは想像もできないくらい強い力。 「やだっ…、やだ裕翔くん…っ!」 「うるさいな」 「んん!?…ん、ぁ…やぁ、…!」 「…はっ、ん」 裕翔くんの舌が俺の舌を絡める。 俺の目からは涙が溢れた。 「泣いたって無駄だって。 だってさあ…ほら」 「あっ…!?やぁっ…やめ、て…っ」 裕翔くんがズボンの中から俺自身を触ってきた。 「身体は正直…だからさ」 「んあっ…やあ、あぁん…!」 「ほら、気持ちいいでしょ…?」 「やらぁ…ゆ、とぉ…だめっ、ああ!」 裕翔くんがゆっくりゆっくり俺自身を揉む。 完全に立ち上がった俺自身はもう快感しか求めていない。 「…入れるよ」 「や!?まって…やぁっ…ああぁぁあ!!」 「くっ…きっつ…」 「ああ!ふぁあ…、やっ、はげし…!」 「そんなっ…は…煽んなって…」 「やぁ…ぁあっ!まっ、イくぅ…!」 「…涼介っ、涼介!!」 「あぁ!あぁあ…―!」 一番イイ所を突かれ、俺は果てた。 遠くなる意識の中、“涼介”と言った裕翔くんの言葉を懐かしく感じていた。      
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