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「大丈夫だよ、山ちゃん。俺怖くないから。組織に狙われてることは知ってたし」
「裕翔…くん!?」
「俺のこと殺さなきゃ、山ちゃんが殺されちゃうんでしょ?」
「それは…っ」
「俺、山ちゃんに殺されるなら本望だよ」
「…っ」
全部俺が悪いのに。
なんでそんなこと言えるんだよ。
お願いだからそんな…
そんな笑顔なんか作らないで。
「…」
俺は指を引き金に置いた。
人差し指が震える。
「………ごめん、ごめんなさい…!」
俺は謝ることしか出来なかった。
なのに最後に裕翔くんは、
「 」
銃声が鳴り響いた。
ねえ、もう一回花火大会行きたいね。
だって来年も行こうねって約束したもんね。
ずっと一緒にいようって、俺本気だったんだよ?
本気で愛してたよ?
だから心配しないで。
すぐいくからね。
待っててね。
ずっと一緒だからね。
地面に残ったリボルバーには、もう雪が積もっていた。
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最後のリボルバーのパロディ。
これ聴いたとき泣いた…
なんでもゆとやまに変換してしまう(笑)
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