動物喫茶2

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慌てて立ったと思いきや足がもつれて俺を押し倒すように倒れてきた。 「ご、ごめん本当!!」 「いや……ぷっ」 「え…」 「あはははっ」 「!?」 「裕翔って本当はおっちょこちょい?いつもはあんなにキザなのに!あはは!」 「…っ、恥ずかし…っ」 「!!」 更に裕翔の顔が赤くなった。 なのにその表情がとてつもなくかっこよくて。 どうしよう、胸の高鳴りが止まらない。 「あの…裕翔…?」 「涼介、しばらくこのままでもいい…?」 「へ…!?」 そういって俺の胸に顔を埋めてくる。 「恥ずかしくて死にそう…っ」 「!!だ、大丈夫だって!死んだ人なんて聞いたことないし!ね!」 「だって…俺一応No.1なのに…!」 「!?」 No.1!?この人No.1なの!? 確かにかっこいいけど…! 「ごめん、俺、涼介のこと本当に……」 裕翔がいいかけた時、チャイムが鳴った。 「あ…」 「…時間だ」 裕翔は何事もなかったかのように立ち上がった。 手を差し出されて、俺も立ち上がる。 「ねえ、裕翔さっき…」 「さあ戻ろうか」 それから会計まで裕翔はいつもの裕翔だった。 なんだか…寂しいような。 しかも会計はまた裕翔持ち。 いつか一気に払わされるんだろうか… 「また、おいで」 「…じゃあな」 店を出て、あまりの寒さにポケットに手を突っ込んだ。 「あれ?」 何か入っていることに気づき、取り出した。 「…!」 そこに入っていたのは彼の携帯番号でした。 ---------------------------------- はい中途\(^o^)/ww 裕翔さんは山田に惚れました、はい、一目惚れw 続く…のかな(笑)      
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