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笑顔で子供のようにはしゃぎまわる山ちゃんは可愛くて、でもどこか美しくて、綺麗で…
しんしんと降る雪を、空を見上げて見る山ちゃんが愛しくてしょうがなかった。
俺は山ちゃんの元へ走っていき、おもいっきり抱き締めた。
「わっ!なんだよ急に!」
「山ちゃん大好き!」
「なっ、なんだよそれ//!」
外は寒いはずなのに、山ちゃんの温もりで暖かく感じた。
「山ちゃん」
「....っ//」
そっとキスをすると、恥ずかしいのか山ちゃんは目を反らした。
「耳、赤いよ」
「なっ…!
寒いからだろ//!?」
「ふふっ」
「笑うな//!!」
幸せだな、と思った。
俺にはこんな大切な人がいて、その人もぶっきらぼうだけどちゃんと俺を愛してくれる。
それって本当に幸せなことだなって。
だからこの人を絶対離したくないって改めて思った。
「山ちゃん」
「ん?」
「来年もここ来ようね」
「…うん」
来年だけじゃなくて、再来年も、ずっと、山ちゃんとここにいたい。
雪はあと何年後に降るか分からないけど、いつでも見れるように山ちゃんと一緒にいる。
だから今この時を、俺は絶対に忘れない。
「山ちゃん、愛してる」
「くさっ!」
「いいじゃーん」
“俺も”
小さく呟いた彼の言葉は俺にははっきりと聞こえていた。
メリークリスマス、山ちゃん。
end.
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うん、今日はクリスマスだからね。
とことん甘くしましたよ。
ちょこっとスノソン要素混ぜてみたり←
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