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一緒に行った晴斗君は部下になってないし
「レイミは純粋に力を欲しているからだ。」
隊長が言ってる純粋な力って何だろう?
「強くなる為に力が欲しいのとは違うんですか?」
「強くなる為に力を求める。エミル=ガブリエフ。お前の求める強さとはどの程度だ?」
うーん、そう言われると…
「どの位ですかね?」
「私が知るか。」
強くなりたいけど、どこまでと言われるとわからないなあ。
「レイミが求める力に終わりはない。」
「うーん、難しいです。」
レイミちゃんなら私にわかる様に話してくれるかなぁ?
「目標がない、だから限界もない。私はレイミが羨ましい。純粋に力を求める事など私には出来ないからな。」
羨ましい?
隊長が?
「私は、多分レイミちゃんも隊長の強さが羨ましいと思ってますよ?」
…隊長、笑ってる?
「エミル=ガブリエフ。三番隊でやっていくつもりなら私を羨望させてみろ。お前の魅力をみせろ。」
私の魅力か~
…胸は自信ないです。
「体を見せろとは言ってないぞ。」
「わ、わかってますよ!」
ちょっと見せようとしたけど。
「では、私は帰る。」
止める間もなく隊長は伝票を持って出ていった。
色々話し聞けたけどよくわかんないや。
…。
……。
うん!私は私らしく行こう!
考えてもわからないなら考えない!
自分に言い聞かせ私も店を後にした。
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