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空に魔法陣が現れそこから無数の雷の槍が降り注ぐ。
後は彼らがこれを避けば私の計画は完成だ。
腕組みをして言うべきかそれとも…
「うわっ!」
決めポーズを考えていた私の背後から兵士の悲鳴が聴こえた。
まあ、予想もしてない攻撃を受けたんだ。
驚く奴がいてもおかしくないか。
しかし予想もしない出来事が起こるのはこれからだった。
「ぐあ!」
「うっ!」
「隊長ー!!」
「戦場で死ねるのだ悔いは……ない」
振り返りみたものは雷の槍に貫かれ絶命している兵士達。
……絶句した。
この事態は予想外もいいとこだ。
「ひっ…」
一人だけ雷槍を避けた無傷の兵士が目の前の惨状に声を出し怯えている。
予定は狂ったが仕方ない…。
私は生き残りの兵士に向けて放つ!!
「それだけの動きが出来るのだ君となら百ま……」
「ヒイイイイ!!」
兵士は逃げ出した。
残された私の上を黒い鳥が通過していく…。
幸運にもヴェニルの雄は体調不良で帰国したらしくさっさとヴェニル軍を全滅させ首都へと戻った。
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