休日

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「こんな事が総大将に知られてみろ。説教だけじゃ済まされないぜ?」 総大将の名前を出せば熱狂的な信仰者の山田は退くだろう。 案の定山田はブツブツと言いながらも生徒達に次は寒中水泳じゃとグランドから移動した。 寒中水泳って春だぞ今。 寒中てほどじゃないだろ。 月島に何か言われミルクも山田について行く。 残された月島はこっちをじっと見ている。 「余計な事をしますね。冴島隊長。」 そう言って彼女もどこかへ行った。 …余計ね。 山田は気づいてなかったのか彼女は本気で殺す気だった。 噂と大分違うな…もっとクールな娘だと思ったが。 あれは副隊長の器じゃねぇわ。 総大将がいってた事は本当だったか… [三番隊の要は月島 ルナだ。彼女にはなるべく関わるな、機嫌を損なえば純より質が悪い。] 全く嫌になるねぇ。 (天使は悪夢の中で見る。) どこぞの突騎兵が言ってたな。 …。 ドアを開け真面目な顔で生徒達を見る。 「よし!競馬に行ってくる!!喜べみんな、今日は自習だ!?」 『今日もだろうが!!』 ドアを越しにも聞こえる生徒達の元気な声を聞けて俺は幸せだ。 スキップをしながら口笛を吹き競馬場へと向かった。
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