破棄

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「レイミちゃん、いつ帰って来るの~?」 レイミちゃんに電話をするとすぐにでた。 隊長に自習と言われてする事がないらしく一人教室でぼけーっとしてるらしい。 涼子ちゃんは一番隊へ晴斗君はどこに行ったかわらないそうだ。 「エミルちゃん、涼子ちゃんと一緒に今から言う場所に来てくれる?」 「いいよ!涼子ちゃんに聞いて来るね!」 涼子ちゃんは携帯電話を持ってないからこう言う時不便だね。 「レイミちゃん。天空院さんが話したいらしいから代わるね!」 えっ? 「レイミ=クリスマスだね?涼子を連れて行くのは任務かな?」 天空院隊長の声はどこか不機嫌そうに感じた。 「はい。片倉 涼子をお返し頂きたいです。」 電話越しにため息が聞こえた。 「涼子が必要なのかい?生徒に頼らねばならないほど純の部下の質は下がったのかな?」 むっ。 天空院隊長、顔に似合わず毒舌ですね。 「任務を無事に遂行する為です。」 「では、私の部下を貸そう。どこに行けばいい?」 天空院隊長は涼子ちゃんを返す気はないらし。 「わかりました。エミル=ガブリエフと代わって下さい。」 涼子ちゃんは諦めてエミルちゃんにだけ来てくれる様に頼んだ。 天空院隊長にシークレット任務なので他の隊の部下は使えないと言ってもらい電話を切った。 30分後、滝山さんから門前にエミルちゃんが来た事を伝えられた。 私は動けないのでここまで連れてきてもらった。 エミルちゃん走って来たんだね。 汗だくで肩で息をしている。 そんなに急がなくてよかったのに。 エミルちゃんが落ち着くのを待って椿の部屋へ入った。 椿はエミルちゃんを見ずに読書をしている。 連れて来いと言ってその態度はなんですか。 椿にエミルちゃんを紹介しようと口を開いた 「椿、彼女はえみ…」 「椿?なんでいるの?」 えっ? 驚いたのは私だけでなく椿もだった。 目を丸くしてエミルちゃんを見ると次の瞬間エミルちゃんに抱きついた。
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