破棄

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「レイミ!本当に奴がそう言ったのだな!」 顔を赤らめているのは何故だろ? 私は頷いた。 すると椿の顔は茹でタコの様に真っ赤になった。 「そ、そうか…そうか…」 あれ? この反応は…ズバリ。 「ズバリ!椿は隊長の事が好きなんでしょ?」 エミルちゃん! 私が言いたかったよそれ!! 「い、いや!違うぞ!もし、仮にじゃぞ?!奴が、奴がじゃな!コココ、好意をな持っていると言うならば考え直してやらんでもないだけじゃ!」 考え直す? 「何を考え直すの?」 エミルちゃん… もういいや… 椿は咳払いをしてからボソッと呟いた。 「…婚約の件じゃ。」 …え? 『えええええ!!』
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