焼き肉パーティー

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「総大将はジャンケンで負けた方がメットをかぶり勝った方はオモチャのハンマーで叩く飲み会定番のゲームをやると言った」 そんな定番聞いた事ないんだが。 「だがそれをお前がつまらないと言ってな」 私なら言うだろうな。 「総大将はそれならとオモチャのハンマー代わりに本物のハンマーでやると言ってな」 ぶっ飛んでるな爺。 「最初の対戦は言い出しっぺの総大将とお前じゃった」 なるほど、それで私の記憶が曖昧なのか。 「お前は総大将のフルスイングが腹に直撃して飛んでいった」 「ちょっと待て。何故腹なんだ?そのゲームは頭を叩くはずだろう?」 「それはの……」 - - - - - - - - - - 爺「行くぞ純!?」 純「ああ」 隊長達『ジャンケン!ホイ!!』 爺「覚悟せい純!!!」 純「甘い」 隊長達『総大将!ボディー!ボディー!!』 爺「オッケー!!!」 純「ぐふっ!」 隊長達『ナイスショット!!!!!』 - - - - - - - - - - 「まぁ、こんな感じでお前は飛んでいった」 ……。 「あの時は隊長達の心が一つになってたの~」 色々聞きたい事があるが話しを続けてもらおう。 「お前が飛んでいった場所が……かぐやの部屋だったんじゃ」 ここで更に殴られたかな。 「かぐやはちょうど着替えの際中での。お前はかぐやとぶつかって押し倒す様にベッドに突っ込んだ」 よく生きてるな私……。 「流石に宗谷が死ねかもしれんと俺達は水瀬を止める為急いで部屋に向かった」 その優しさがあるならまず爺のゲームを止めるべきだろ。 「着いた俺らが見たのはパニックになって何も出来ない水瀬と豊穣な胸に顔を埋めてるお前じゃった」 もう聞くのが嫌になりそうだ。
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