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「菜月沙?また殺したんか?」
「諏羅木…ああ。朝から
化け物を構って疲れた」
目の前に立ちはだかる金髪。僕は彼とこの場所にやってきた。諏羅木こそ僕に、あの悲鳴を慣れさせてくれてしまった、親友だ。
「そら~…ご苦労さん。一発で仕留めたんだから、んな鬼が死んだみてぇな顔すんなや」
鬼が…死んだ?
「それって、どん――」
――――バンッ!
僕の声を遮った銃声は、一発では治まらなかった。どうやら大物が出没したようだ。
後ろを振り返ったとき、そのでかさにさすがに驚愕したけれど、相手は年上っぽいけど女の人たった一人。
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