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「おっぱい剣都。早く歩かないと置いてくぞ」
「凛李さん止めて下さい。マジで凹みます」
グサグサと言葉の刃が心を抉りまくってるよ。
ところで凛李さん? なんで俺の事を責めてる時そんな楽しそうな表情なんですか?
理由によっては泣いちゃいますよ?
「分かった分かった。π剣都」
「俺に円周率をかけないで下さい」
「やっぱり剣都をからかうのは楽しいな」
「俺は全然楽しくないですよ」
どんどんテンションが下がっていく。
もう凛李さんと出かけるの止めよっかな。
「そんな落ち込むなよ、男らしくないぞ」
「そんな風にからかわれたら誰だってこうなりますよ」
「分かったよ。プリン奢ってやるから許せ。な?」
凛李さんは俺がプリン好きだと思ってるのか?
プリンで機嫌が治るとでも?
大体誰のせいで落ち込んでると思ってるんですか?
元はといえば俺が原因?
やかましい!
とにかくプリンで俺の機嫌が治ると思ったら大間違い。
「クリームが沢山のがいいです」
「クリームでもアイスでも乗ってるやつでもいいぞ。なんならパフェでもいいぞ」
「し、仕方ないな。そこまで言われちゃったら」
ひゃっほー!
プリン万歳、パフェ万歳!
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