夏休みといったら‥‥‥

2/11
前へ
/16ページ
次へ
やっぱ夏休みは暑いな‥‥‥ 日光が俺を苦しめる、暑さで体が蕩けちゃう。 あっと、自己紹介がまだでした。 俺は月島 剣都と言います。 なにやってんだか、誰に向けての自己紹介だよ、暑さで本格的に思考回路がショート寸前だ。 「あぁ、暑い!」 「ほら、アイス食えよ」 「あっ!どうもです」 アイスを受け取って口の中いっぱいにアイスを頬張る。 やっぱ夏に食べるアイスは最高‥‥‥ 特に好きな小豆が使われたアイス、これぞ至高の一品。 待てよ? ここって俺の部屋だよな? 俺一人しか部屋にはいないはず、そして部屋に冷凍庫はない。 そして感じる自分以外の人の気配。 「凛李さん!なんで普通に俺の部屋にいるんですか!!」 「だって剣都の部屋はオレの部屋だし」 うん、普通に知り合いがいました。しかも本当に自分の部屋みたいに寛いでますね。 アイスを食べながら雑誌を読んでますよこの先輩は。 「それで、なんで俺の部屋に?」 「水着買いに行くぞ」 「水着ですか?」 「忘れたのか? 一緒に買いに行くって約束しただろ?」 ふむ、そういえばした覚えが‥‥‥ある。 でも、その前に。 「アイス食べてからにしませんか?」 「そうだな」 美味しくアイスを頂きました。 夏のアイスに逆らえぬ人はいないのです。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9506人が本棚に入れています
本棚に追加