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「ったく凛李さんには困っちゃうな‥‥‥」
こう言ってる間にもこれだ。
ドアに隙間がいつのまにか出来てる。
凛李さんはそんなに俺の着替えシーンが見たいのかな?
まぁ、そんなに見たいのならば見せるのもやぶさかじゃないんだけど?
カシャっ
おや?
なんかシャッター音が聞こえたような。
こらこら、スマホのカメラレンズがドアの隙間から出ているじゃないか。
「失礼します」
少し隙間が開いていたドアを勢いよく閉める。
油断も隙も無いな全く。
おちおち着替えも出来ない。
こんな行為を3回繰り返して、ようやく着替えが終了。
夏らしくジーパンにティーシャツというシンプルな服装で決める。
ちなみに俺は夏でもジーパン派。
慣れたらジーパンの暑さなんて気にならないし。
「敢えてのジーパンも中々だな」
「ですよね‥‥‥って本当にスムーズに入ってきますね」
「着替えも終わったし行くぞ」
俺、部屋のドアに鍵着けよっかな。
本気でそう思う夏の昼下がりでした。
「誰かの着替えが遅いから時間が経っちゃったな」
「凛李さんが覗きと盗撮をしてくるからですよ」
覗きアーンド盗撮が無ければスムーズに着替えれたよ。
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