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「なあ、本田。ちょっといいか?」
いきなり声をかけられた驚きと、声をかけてくれた喜びで心拍数が上がっている事を悟られないように平静を装う。
「はい。何でしょう」
笑顔はいつも通りだろうか…
彼の前では、格好の悪いところを見せたくない。
「あー、その、なんだ。ココで立ち話ってのもなんだし、ランチついでに店に行かないか?」
少し言葉を詰まらせ、頬を染めて誘う彼はとても可愛らしくて。
ああ……私自身が心配になってきた。
彼の動作の一つ一つが愛しい、だなんて。
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