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吹「染岡…くん?どうして黙ってるの?」
吹雪の問い掛けに我にかえった染岡は
染「なっ何でお前がここにいるんだ!」
…間違えた。逢えて嬉しいはずなのに吹雪にこんな第一声をおくってしまった。
俺は馬鹿だ…
あっいや、その…
吹雪は染岡が焦っていることに気がついたのか何やら悲しそうな顔で下から染岡を見つめる。
吹「染岡くん?せっかく逢えたのに…嬉し
くないの?」
またもやはっとした染岡は吹雪を上から見つめた。
染「ばっ馬鹿!嬉しくないわけ無いだろ!
ふっ吹雪…」
俺は吹雪を強く…だけど苦しくない程度に優しく抱きしめた。
トクントクントクントクン。俺の心臓が破裂しそうになるほど動いている。
これじゃ吹雪にばれると思い、染岡は吹雪から離れようとした。
吹「染岡くんの匂い…染岡くんの心臓の音
…ねぇ染岡くん…まだ僕から離れないで
。」
そう言うと吹雪は軽くくいっと染岡を引っ張った。
……………
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