MONDAY 冥王星

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7人の中のリーダー格であり金ピカの体を持った〝ミキ〟が困った顔で話した。 「どうやって星をぬけだそう?」 すると漆黒の瞳の〝ベレッタ〟が案を出した。 「宇宙船を作ろう、この星にはゴミがたくさんあるから壊れた宇宙船くらいあるだろう。それを直して使えばいい。」 ベレッタの知恵とミキの体の光はいつも迷子達を生きる方向へと導いてきた。 特にミキの体から放たれている光は闇の星では非常に貴重なものだった。 「いいですね修理は僕に任せてください。」 「力仕事は俺に任せろ!」 ベレッタの知恵をいつも実行に移してくれるのが礼儀正しく、体は細いがメカに強い〝アツ〟と迷子達の中で一番体が大きく、一番心が純粋な〝カメ〟であった。 「あ…ボクは何をすれば??」 迷子達の中ではあまり役に立たないやつもいた。 ほっぺたがたくさんある〝ヒロ〟である。 いつもうじうじしてばかりで周りを苛立たせていた。 「うじうじするなみっともない」 背中に羽のはえた〝クレア〟はいつも自分にも他人にも厳しかった。 「テレポートでもできたら楽なのにね!アハハハ」 一番ミステリアスな存在で性格は楽天的な〝ピンク〟は迷子達のムードメーカーであった。 早速7人の迷子達は宇宙船を探し始めた。
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