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せっかくの立派な宇宙船も燃料が無いとただの鉄くずにすぎない。
7人はもう一度ゴミの山を探す事にした。
「アツ、この宇宙船は何をエネルギーにするんだ?」
ベレッタの問い掛けにアツは憂鬱な顔をしながら答えた。
「この宇宙船は文字を見る限り土星の物です。
恐らく宝石をエネルギーにします・・・」
ベレッタとアツ以外の5人は宝石の意味が分からないらしく、不思議そうに二人の顔をじっと見た。
「つまり宝石ってのは・・・
〝ぴかぴか石〟ってところだ。」
「ぴかぴか石かー
それならかなりデカいのを見た事あるぜー!」
「本当かカメ!?」
カメの言葉を聞いて一気に希望の光が見えた。
沈んでいた迷子達の表情が徐々に明るくなってきた。
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