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「どこで〝ぴかぴか石〟を見たの?」
カメが空を指差した。
「いっぱいあるだろ?」
カメの言葉に音の少ない星に静けさが増した。
ミキが呆れたようにカメを責めた。
「・・・こんな事だろうと思ったよ。
あれはぴかぴか石じゃなくて星だろ、どうやって手に入れるんだよ!」
「大丈夫!俺ジャンプ得意!」
「言ってろば~か!!
・・・ベレッタ、何か手はないのかよ?」
何かに行き詰まるとみんなは頭がきれるベレッタを頼る。
そして期待に答えいつもベレッタは良い案を出す。
しかし今回はさすがのベレッタも悩んでいた。
宝石なんてゴミの山の中から見つかる確率は皆無に等しい。
(そうだよ・・・
この冥王星に宝石を捨てる奴なんているわけが・・・)
「!!」
思った瞬間、何かの可能性に気づきベレッタは口を開いた。
「〝ぴかぴか石〟あるかもよ」
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