第二話「魔族とモンスター」

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「さぁ!どうする?」 俺は狼野郎に向かって訪ねる。 「今の体で俺らを相手にする気か」 大和も狼野郎に尋ねる。 出来ればこのまま引いてほしい。 さっきの技はかなり体力を使うため、疲れるんだ。 「チッ、仕方がない。今回は引かせてもらう」 ホッ 良かった。 狼野郎は、後に飛び距離をとる。 「俺はウォーウルフ族長並びに魔王ゼルクス様配下、ラーグ四天王一人ジギール!お前達は!?」 「俺は勇者の瀬口聖夜!」 「俺はブラックドラゴンの黒崎大和!」 「「魔王に伝えろ!『お前は俺達が必ず倒す!せいぜい首洗って待ってろ!』」 俺達は、狼野郎もといジギールに向かってそう言いった。 「フッ!面白い!確かに伝えよう!だが次会うときこそ、お前達の首、もらい受ける!」 ブワッ! 突如現れた黒い靄。 その中にジギールは入り、 「それまでその命、預けておく!」 言いながらジギールは靄と共に消えた。 こうして俺と大和の初めての異世界での戦闘は終わりを告げた。 気づけば、空はすっかり暗くなり、星が散らばっていた。 side.聖夜 end
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