第二話「魔族とモンスター」

3/11
前へ
/29ページ
次へ
私は魔法陣を発動させる。 それと同時に結界が壊された。 出入り口のある壁が壊され、ゴーレムが進入した。 「うわぁぁぁぁ!」 ゴーレムの進入により悲鳴が上がる。 そして最悪な事がおこる。 「きゃぁぁぁぁぁ!」 「姫様!」 「「エミージェ。」」 姫様がゴーレムに捕まってしまう。 姫様の悲鳴と、駆けつけてきた王や王子のこえが響く。 「まず見せしめに、こいつから始末するか」 ゴーレムの肩に乗っているジギールがそう言った。 この者が、ジギール・・・。 これまで見てきた上級魔族以上の魔力を感じる。 こんな相手を敵にしているなんて・・・・。 こんな魔族に本当に私たちや、勇者様はかなうのだろうか。 それにこれ程の魔族を4人も率いている魔王ゼルクスに勝てるのだろうか。 私は絶望し諦めかけていた。 そのとき ピカー ヒュッン! ドッンーーーー! 「うわぁぁぁ!な、何だ!?」 「いゃぁぁぁぁ!」 一瞬何がおきたのか解らなかった。 突如光ったと思ったら私の上空を何かが通り過ぎたと思ったら、それはゴーレムの激突し、その拍子にジギールがゴーレムから地面に落下した。 私はゴーレムにぶつかった物を見て絶句した。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加