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私は魔法陣を発動させる。
それと同時に結界が壊された。
出入り口のある壁が壊され、ゴーレムが進入した。
「うわぁぁぁぁ!」
ゴーレムの進入により悲鳴が上がる。
そして最悪な事がおこる。
「きゃぁぁぁぁぁ!」
「姫様!」
「「エミージェ。」」
姫様がゴーレムに捕まってしまう。
姫様の悲鳴と、駆けつけてきた王や王子のこえが響く。
「まず見せしめに、こいつから始末するか」
ゴーレムの肩に乗っているジギールがそう言った。
この者が、ジギール・・・。
これまで見てきた上級魔族以上の魔力を感じる。
こんな相手を敵にしているなんて・・・・。
こんな魔族に本当に私たちや、勇者様はかなうのだろうか。
それにこれ程の魔族を4人も率いている魔王ゼルクスに勝てるのだろうか。
私は絶望し諦めかけていた。
そのとき
ピカー
ヒュッン!
ドッンーーーー!
「うわぁぁぁ!な、何だ!?」
「いゃぁぁぁぁ!」
一瞬何がおきたのか解らなかった。
突如光ったと思ったら私の上空を何かが通り過ぎたと思ったら、それはゴーレムの激突し、その拍子にジギールがゴーレムから地面に落下した。
私はゴーレムにぶつかった物を見て絶句した。
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