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side.聖夜
キッンッ!キッンッ!
「ほう、なかなかやるな人間!」
俺は神殿の前で狼野郎と剣を交えていた。
気配でわかったがこいつは強い。
はっきり言って、俺の身体能力が上がっているが、この狼野郎は今の俺では勝てないだろう。
「ふん!普通の上級魔族であれば、お前も勝てただろうが運が悪かったな!」
そう言って狼野郎はいつの間にか俺の後に回り込み横一線に剣を振るう。
俺は寸前で刀で受け止めた。
「ちっ!」
「!?受けたか、面白い!」
カキッン!
俺は狼野郎と距離をとるため、剣を弾き後に飛んだ。
仕方がない、あの技を出すか。
俺は八双の構えとる。
「?何だその構えは?まぁいい死ねぇぇぇ!」
狼男が好気とばかりに襲ってきた。
だが、俺としては好都合だ!
「一心月影流奥義」
ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ!ザシュッ!
「『朔望月!』」
ブッシュ!
ポタッ、ポタッ
「ぐっ!」
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