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仕事もせず毎日私の稼いで来たお金をむしり取っては、酒を飲んで…遊んで居る。
26才にもなって、とんでも無い奴だ。
でも私の初めての男で、今でも好きだった。
そんなこんなで、この店に勤めて2回目の正月が来た。
今年、昭和58年1月30日。
やっと18才になった。
さぁ。これからは何でも出来る。
しかし、彼は未だにヒモ稼業に専念して居る。
いくら話し合っても、その時ばかりの生返事。
去年は子供も出来たけど、今の私達の生活では…育てて行く自信もなく、流産す事にした。
好きな男の子供ゆえに、本当に産みたかった。
泣いて…泣いて…泣き明かした…。
そのうえ、サラ金から借金をするし、このまま行ったら自殺するしかない…」
「16才、17才と一番遊びたい時に、大変な男に引っ掛かっちゃたんだね…。それからどうしたの?」
「お店で一緒に働いている女の子に、何かあると直ぐに手首を切って自殺をするって言う子が居て…。その子に色々と相談もしたが、所詮何の解答も得られずしまいだった。
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