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もう。イヤ。
こんなの、心臓がもたないし。
どうして私、この人を部屋に連れてきてるんだろう。
思い出の中の、大好きだった夏にぃの指と同じ指が、今さっき私の唇に触れた。
それだけで私はドキドキした。
でもそれに比べて彼はというと、なんとも思っていないような感じ。明らかに、からかわれてる。
私って……。
心の境界線、恋人とかにしか許せないような領域の敷居ってヤツ。低すぎじゃん。
再会してまだ1週間。
これからも翻弄されそうな気がする。
恐るべし、夏木雄大。
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