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ミユキ
「カズマ…また、喧嘩したの?」
振り返ると幼なじみの『美雪』が俺を睨みつけていた。
ミユキ
「あんたって奴は、どうして喧嘩ばっかりなのよ!」
「うるせぇ…」
ミユキ
「ちょっと!聞いてるの?」
美雪を無視して進もうとすると、美雪は俺の服を引っ張り引き止め説教を始めた。
ミユキ
「昔は、喧嘩なんてしなかったのにどうしてこうなっちゃったのよ?」
「うるせぇよ…」
ミユキ
「ちょっと聞いてるの?」
「あいつらが俺より弱かったし、気に入らなかった…それだけだろ…」
泣き出しそうな美雪と話をする事が嫌になった俺は、美雪を残しその場を後にした。
思い返せばコレが俺に取って最大の間違いだった。
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