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美雪の母親から語られた真相はこうだった。
俺と美雪が別れた後、俺が不良達から助けた老人が美雪と出会った。
そこで美雪は、老人から俺が喧嘩をした理由、老人からカツアゲをしようとしていた不良達の事を聞きた。
そして俺に謝るために家を出た所で車に引かれた…
「コイツが…コイツが喧嘩なんぞするから娘は!!」
再び美雪の父親は、俺を殴ろうと拳を振り上げた。
「あなたっ!!」
美雪の母親が俺と美雪の父親の間に割って入り抱きつくように美雪の父親を止めてくれた。
「すみません…」
俺は、どうすればいいかわからなかった。
「本当にすみませんでした!」
…俺は、この時産まれて初めて土下座をした。
本当に心の底から美雪の両親に誤りたかった。
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