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家に帰った俺は、電気の消えた真っ暗な部屋で1人ベッドの上に座っていた。
「俺の…せいか…」
「俺の…せいだよな…」
罪悪感・後悔ばかりの同じ言葉が頭をよぎってしまう。
「ちくしょう…」
「ちくしょう!ちくしょう!!ちくしょう!!!」
目を閉じると美雪との最後の記憶が蘇り目蓋の隙間から悲しみや罪の意識が涙となり流れてくる。
1度流れ出した涙を俺には止める事ができずにいた。
「美雪…ごめんな…」
「美雪は、俺があの老人を助けたせいで死んだ」
心が折れそうな程の胸の痛みのながで俺は、何が正しい事なのか何が悪い事なのか解らなくなっていった。
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