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僕は…死にたくない。
…死にたくなかった。
なんで、僕は死ななきゃいけなかったんだ……
僕は…、僕は……
「だめ…直也!呑まれる!!」
…この声は……神様?
「お願い、いや…行かないで…」
神様は僕の腕にすがり付くようにへたりこんでいた。
…その腕から温度が伝わってきた。
可笑しいな、僕は死んだはずなのに。
神様にはぬくもりがある。あったかい…。
僕はもう…死んだんだ。
僕もいつしかその場に、へたりこんでいた。
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