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「あー…」
出た。
「誰かー、いませんかー?」
なんとなくベタに叫んでみた。
いや…それより僕はどこに行けば…
思っていたよりもすぐに反応があった。
「いた!!」
振り返ると一人の女の人がフルスピードでこちらへ走ってきていた。
白いワンピースを着て、長くてつややかな髪は揺れていた。
年は20代前半…もしくは10代後半くらいだ。
「もう探し回っちゃったじゃない、佐藤直也!」
……?
誰か、とは言ったけど何故、
この綺麗なおねーさんは僕の名前を知っているんだ?それに探してたって…??
「質問はあとよ。
君はこんなに早く死ぬはずじゃなかったのよ…とりあえず天国にいかかないと」
そう言うとおねーさんは僕の腕を強引に引っ張りだした。
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