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近藤あやはポケットをいじり、携帯を探し始めるが…。
「あっれ~?
携帯なくしちゃった」
近藤あやのポケットから携帯が消えていた。
「どんな携帯」
中野が近藤あやに聞く。
「ピンク色の携帯なの。
折りたたみで、白いクマさんのストラップ付いてるヤツ!」
「近藤さん…、良く物無くすね。」
中野が呆れる。
近藤あやは少しムッとした。
中野は忘れ物も、紛失物も、提出忘れも、今まで一回もしたことがない。
だから、中野からみれば、近藤あやは「良く物をなくす女の子」なのだ。
「…探すのは無理だから、諦めたほうがいいかもね。」
中野は悪気もなく、ズバッと近藤あやに言う。
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