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「体調いいくせに、皆が私の所にいると
わざと倒れたりとかしちゃって!!
何様のつもりよ…なんであんたなのよ…
shinesのボーカルは私なの!!!!
私なんだから、あんたは出てってよ!!!!!」
目には涙が溜まり息をきらす。
「分かった。
ごめん…気づかなくて…。」
頭を下げられるとよけいにムカつく。
「嘘ばっかり!!!気づいてたでしょ?
私が一人でいるのを見て心の中で
笑ってたんでしょ!?」
「そんなことないよ……。」
「どうせあんたがその気になれば、
帰ってこれるって思ってるからこそ
いつまでも居座ってるんでしょ?
なんで私があんたに会わせて
仕事を譲らなきゃいけないのよ…。
晃の恋人役は元々私がやるはずで
話を進めてたのに…。」
「そうだったんだ…。」
「何も知りませんでしたって顔で
いつまでもしらを切らないで…。
shinesを捨てたくせに……
私達から逃げてったくせに…
今さらみんなの前に姿を見せないで!!!
あんたみたいな最低なやつに
私の場所まで譲る気はない。」
言いたいこと全部口からで切った時には
みんなの表情は怖くて…俯いた。
本音だった。
でも、私は彼女がなんで芸能界を
やめたのか噂だけしか知らない。
枕営業。
身体を売って仕事をもらうらしい。
でも私はみんなより芸能界長いけど
そんな噂は優希さんが始めてだった。
でも私の耳にも届くのだから
身体を売っていたのは間違いない。
デマならクビにならないはずだし…
噂にだってらないはず…。
そんな汚れても平気な顔をして
みんなと一緒にいる彼女が
どうしても許せない……。
そんなことをしてまで圭吾達は
仕事がほしいわけがない。
絶対に自分のことを贔屓にして
もらうために媚売ってたんだ。
だから…皆と仲がいいんだ…。
考え出したら止まらない妄想…
所詮すべては噂から、確証なんてない。
でも噂が本当だったら?
知らない皆が利用される?
それだけは絶対に嫌だ!!!!!
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