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そっとセシルを抱き包む、壊れないように…消えてしまわないように…
俺がそうしてもらったように
「大丈夫だセシル、一人じゃない、俺やシェル、ノイが居る、お前は何時だって優しいじゃないか、皆がお前の支えの様に俺達だってお前が支えなんだ、誰一人いらない人間なんていやしない、これからだって大切な人が一人一人出来ていくんだ」
「だからこれからもずっとよろしくだ、何かあったら俺を守ってくれ」
すまん、これが俺のいっぱい、いっぱいだ…
男らしさの欠片もない言葉を聞いてセシルに笑顔が戻る。
「それはプロポーズともとれるです、それに何ですか?普通男なら守ってやるッですよ」
「でも…ありがとうございます、私皆を守ります暁の守護天使の名にかけてです」
俺からそっと離れガッツポーズを見せる
何時ものこいつに戻ったみたいだな…
「よかったですわね、セシルを抱き締められて」
あぁ柔らかくていい匂いがって…
「あらっシェルさん御機嫌よう、ところでセシル早速守ってもらいたい…って、いないんだね」
セシルの姿はどこにもない、さっきの誓いは何処いった…
そしてこの後もシェルにタップリ絞られ今宵も夜は更けていった。余談だがノイが出番がないとスネて大変だったのはまた別の話。
大丈夫だノイ、次は君が主役だ。
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