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「はわわッ、月夜の鈴ッもうしわけありませんッ」
首が折れるのではないかと思うほど勢いよく頭を下げる受け付け嬢。
その声に反応して周りの注目も集まる。
「おい、あの月夜の鈴を怒らせたぞ」
「あぁ、あの受け付け死んだな」
周りから物騒な会話が聞こえてくる、毎回思うのだか何故恐れられるかがわからない。
あぁ隣りの方のせいか
「そんな事どうでもよろしいから依頼書を拝見させてもらえます?」
シェルがそう言うと受け付け嬢は急いで依頼書を出してきた。
「つ、月夜の鈴はSランクですのでこちらから選べます。」
目の前に数枚の依頼書が出される、難易度がランクで別れていて危険な依頼からS.A.B.C.D.になっている
シェルが迷いながら依頼書を見てしばらくして決めたようだ。
「じゃあ今日はBランク、オーク三十匹討伐にしますわ」
「…ちょいとまてシェルそれはなんの冗談だ?」
シェル様だけだったら欠伸がでるほど簡単だろう、しかし俺がいる事を忘れてもらっては困る
専業主夫なめんなよ
「あら白夜には簡単過ぎましたわね、でもか弱い私がいるのです。我慢なさって」
何の嫌がらせだコノヤロウ、あれか入り口の所に居る巨乳のお姉さんをチラ見してた事か?
しかもか弱いってッ「いいですわねッ?」
「問題ありません!」
貴方とオークを比べると何の問題もありません。
そして依頼を受けると俺達はギルドを後にした。
ギルドでの皆の様子で分かると思うが月夜の鈴は有名だ。
シェル、ノイ、あのアホメイドさえ名を知らない者は赤ん坊くらいだ、俺?金魚のフンです、はい。
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