15人が本棚に入れています
本棚に追加
さて今は港街から少し離れた森にいるのだが。
「なぁ、本当に大丈夫なのか?」
シェルの後ろを歩きながら辺りの様子を伺う。
まぁ、そりゃーオークは大して強くもないしオツムも弱いけど数が多いのが問題だ。
「貴方が私の側を離れないかぎり大丈夫ですわ」
何かフラグが立った気がするが。
「な、なんなら私の手を握っててもよろしくてよ」
後ろからは見えないが多分赤くなってるんだろうな。
じゃあ遠慮なく…「来ますわ」
その言葉にすぐに柄を握り戦闘体制にはいる。
「さっそくですの?空気の読めない奴等ですわね」
そう言って指輪に触れる。
すると地面に魔方陣が浮かび
「相変わらず物騒な武器だな」
徐々に姿を現すそれは巨大だった。
女性が持つには巨大、いや、男でも扱うのが難しい様な大剣が目の前に…
「さぁ少し距離があるので先手を打ちますわよ」
そして大剣を何事もないように軽々と持ち上げ横に構える。
すると刀身が中心から二つに別れその中心に光りが集まり出し球状になっていく
「逝きますわよッ」
ッゴオォッッ_
そして限界まで圧縮されたそれは轟音と共に放たれた、斜線上にある木々をモロともせず進んでいくそれは凶悪。
最初のコメントを投稿しよう!